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色で読み解く騎士道精神

     2024/11/23

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色で読み解く騎士道精神

雑記     2021/10/06



ダイソーのアルコールマーカー新色で描いたグレイグ。(前記事参照)

グレイグの魅力を描き出すためには、筋肉は必須科目ですよね。
筋肉うまく描ける人になりたいです。

背景はギザギザ模様で大胆に攻めてみました。
ハチャメチャな配色になってしまったけど、なぜか嫌いじゃない。(※たぶん緑色だからだ)


■グレイグの青い服にまつわる秘密。

初登場時、グレイグは漆黒の鎧を着ていますが、仲間になる時は青い服に着替えています。
「超みちくさ冒険ガイド」(ドラクエ11の攻略&ネタ本)の中では、青い服の理由を以下のように考察しています。

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(以下要約)
デルカダール王国では、階級や身分によって服の色が区分されている。

紫は王や貴族
赤は上級市民
青は騎士や平民
緑は下層の民

グレイグが鎧を脱ぎ、青い衣に着替えたのは、一人の騎士としての決意を表している。
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これを読んでグレイグへの理解が深まりました。
偽の王を盲信していたことを悔い改め、将軍の鎧を脱ぎ捨てる。
代わりに質素な青い衣をまとい、一騎士として再出発する。
カッコいいなあ。


グレイグが身分にこだわらない人物であることは彼のセリフからもわかります。

デルカダールの下層(貧しい人や手癖の悪い人が住むいわゆるスラム街)で話しかけるとこう言います。

グレイグ「どんな場所に住んでいようとも、この町の人々が俺の守るべきデルカダール国民であることに違いはない」

はい、惚れる。


ちなみにデルカダール王女のマルティナはこう言います。

マルティナ「デルカダールにこのような場所があるとは知らなかったわ。この国にも、豊かさが行き届いてない人々がいる」

ちょっとショックを受けた模様。
宿に泊まったらゴールドを盗まれるような町なので、仕方ない。


でもそんな人々を「守るべき民」だと迷いなく言い切るグレイグが、馬鹿カッコいいなと思った。



■前記事でも触れましたが、グレイグの配色って珍しいですよね。



・髪の紫色
・服の青色
・インナーの黄色

ずっと昔、学生の頃にカラーコーディネーションの勉強をかじっていた事があります。
記憶の片隅に「分裂補色(スプリットコンプリメンタリー)」という中二病の呪文みたいな言葉が残っています。


色相環の中で、ある色と向かい合った色との組み合わせが補色(対照色とも)。
ある色と、向かい合った色の両隣の2色との組み合わせが、分裂補色なんですよね。


分裂補色を使うとどんな効果が得られるのか調べてみました。


【分裂補色の効果】======
補色に近い、対照的な配色が強いメリハリを生む。
同時に、類似色どうしの配色が調和性も感じさせる。
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つまり、グレイグの場合だと、紫✕黄、青✕黄が強いコントラストを生み、紫と青が調和性を生み出しているんですね。


また、紫や青✕黄の配色はアクティブな印象が強く、スポーツメーカーのロゴなんかによく使用されていると、教科書で読んだ記憶があります。


まとめると、
黄色と青系の対照的な組み合わせ:
武闘派で力強い戦士のイメージ

薄い紫と薄い青の類似色:
平和や調和を重んじる清廉な騎士のイメージ


グレイグの人柄を表している配色だということがわかりました!

勉強になったから満足です。さあ寝よう。
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